街づくりの参道
  • TOPページ
  • ブログ
  • プロフィール
  • 木になる芽
  • 街づくりあれこれ(新着)
  • フォト
  • こんな店
  • 迷ったら
  • 好きな街
  • 街角の珍景
  • 勘違い
  • 企業あれこれ(新着)
  • 番外編~視点
  • つぶやき(最新)
2020/06/30

劇場型政治の歴代の主役たちのうそ~それは小泉元首相から始まった

(2020/8/31 更新)

 四人のリーダーの記憶に残る台詞が思い出される。

 

 小泉元首相~自民党をぶっ壊す

 

 橋下元大阪市長~衰退する大阪を変える最初で最後のチャンス

 

 安倍総理~これまでのお約束と異なる、新しい判断

 

 小池都知事~築地を守る

 

 彼らの通った後には結局、何も残っていない。彼らの見ている蜃気楼は国民には見えない。小泉元首相は原発ゼロに向けた講演を今も続けているが、その意志を息子に託す気もなく、原発の再稼働だけが着々と進んでいる。飲み友達の二階幹事長に協力を仰いだらどうだろうか。小池都知事も二階幹事長の飲み友達だ。

 

 👉都知事選「小池圧勝」で考えたいポピュリズムへの処方箋~重要なのは、社会が「敵対する二つの同質的な陣営に分かれる」、すなわち「敵」を設定したうえで、自らは「人民の一般意志」の代弁者として振る舞うことだ。…彼らの言葉の特徴は、自覚的なのか無自覚かを問わず、常に明確なターゲットを設定し、攻撃することにある。多くの人に「私が思っていたことを代弁してくれた」「よくぞ言いにくいことを言ってくれた」と思わせているところがポイントだ。

 

 👉「女帝 小池百合子」蜃気楼に喝采送る危うさ 100人超の証言集め数奇な半生描く~3年半をかけて取材した著者の石井妙子さんが浮き彫りにするのは、聞き心地の良い甘美な物語を上書きしてきたポピュリスト政治家の実像だ。「小池氏は私たちが生み出した平成の写し鏡。蜃気楼(しんきろう)に喝采を送るような危うさをはらんでいることをもっと知るべきだ」と警鐘を鳴らす。

 

 彼らはしがらみを嫌い、改革を主張してきたが、彼らもしがらみの中で行動している。身内か、敵かで人を選別し、他者に厳しく、身内は守る。4人に共通している。

 

 小泉元首相は進次郎を守り、橋下氏は家族を守り、安倍総理は明恵夫人を庇っている。そして4人とも自分の取り巻きを守っている。人間、誰しも自分を受け入れてくれる人間を必要とする。

 

 仮想敵をつくり、反対勢力を排除するという劇場型政治を生み出した小泉元首相の責任は重い。彼の成功がその後の先例となり、ウソも方便のような風潮が社会に蔓延したように思う。

 

 たまたま14年前の「小泉内閣メールマガジン」を発見して読んでみた。

 

 そこにはこう書いてあった。

 

 「最近、格差についての議論をよく耳にしますが、格差というのはどの時代でもどの国にもあるものです。かつては、悪平等という批判もかなり言われていました。努力しても努力しなくても同じというのでは、悪平等になってしまいます。一人ひとりが持てる力を発揮できる社会、努力が報われる社会というのは、世界中どの国でも好ましい社会と言われているのではないでしょうか。力のある人には、努力して、もっとその力を伸ばし、思う存分発揮してもらう。それが社会の活力になるのだと思います。」

 

 言っていることは至極まともだが、現実の日本は努力した人が報われる社会とは言い難い。小泉元首相の描いたような社会にはなっていない。安倍政権は努力した人ではなく、自分たちになびく人を守り、自分たちを批判する人間を排除し、努力した人が評価されるのではなく、自分たちに都合のいい恣意的な人事が日本で横行している。

 

 彼らの後に〇〇チルドレンが出現したが、結局、底の浅い人々だった。議員とは口先だけで多額の報酬を稼ぐ人たちの集まりのようだ。努力して力を伸ばした人がどこにいるのだろうか。

 

 皮肉にも、小泉元首相のコメントの下に当時、官房長官だった安倍総理のコメントが掲載されている。当時の小泉元首相の目から見た安倍総理は努力した人だったのだろう。小泉元首相の節穴ぶりが窺える。

 

 河井夫妻の逮捕で安倍政権の排除と利益誘導の政治が明るみに出ている。いまだに、自民党が河井案里氏の選挙活動に投じた1億5千万円の党の支出を誰が決めたかのか明らかにされていない。この構図は桜を見る会の招待者名簿が出てこないのと同じ構図だ。

 

 👉河井夫妻の買収事件、安倍政権の責任は重大だ 案里陣営への巨額資金は「溝手落とし」のため?

 

 桜を見る会では政府の責任が追及されたが、今回は自民党の責任が問われている。結局、安倍一強政治の源が自民党総裁への権力集中にあるのだから政府と党の責任を切り分けても意味がない。

 

 総裁への権限集中も小泉政権のときに始まっている。権力集中で決断が早くなり、決められない政治から勝手に決める政治になってしまった。国民は決められない政治にうんざりしていたが、勝手に決める政治など予想していなかったはずだ。確かに自民党はぶっ壊れている。

 

 モラルの欠けた人物がリーダーになると社会がどうなるかというお手本がトランプ政権の米国だろう。日本もたいして変わらない。モラルなきアメリカの大統領から信頼されている安倍総理をさすがに信頼している国民は少ないが、評価している国民が一部にいるのも事実だ。権力と利益誘導に弱い国民性を表しているのかもしれない。

 

 👉身内からの暴露本で万事休す、トランプ大統領 唯一の姪・メアリー氏が装填した「2つの爆弾」とは~「トランプという男がカーニバルの客引き、ペテン師、極悪人であることを再認識させてくれた本だ」

 

 👉河井夫妻「買収」意のままに“不正菌”に感染した議員達~そもそも、こうした不正菌はさかのぼればどこで生まれたのだろうか? 誰もここは追及しない。どこまで感染は拡大し、どれくらいの人が抗体を持っているのだろうか。知らないうちに既に全国的に拡大し、気付いた時にはパンデミックで日本の政治はロックダウン、なんてことにならなければいいのだが。

 

 安倍総理の行き過ぎた米国追随外交のお手本も小泉元首相とブッシュ元大統領との親密な関係を成功例として捉えていることにあるのだろう。小泉元首相はブッシュ元大統領の始めたイラク戦争を支持したが、戦争の根拠がうそであったことが世界的に検証された後に自分の判断について小泉元首相が語ったのを聞いたことがない。原発と同じように自分の判断の誤りを認めるべきだろう。

 

 安倍総理が北朝鮮の拉致問題に執着するのも小泉元首相のときの拉致被害者の帰国で支持率が上がった成功体験に起因しているのは間違いない。北方領土問題等も外交問題での成果が政権の支持率につながると考えているからだろう。

 

 安倍総理にとってトランプもプーチンも、そして習近平すら支持率を上げるための利益誘導の対象でしかない。外遊と海外へのバラマキでどれだけの税金が無駄に使われただろうか。

 

 しかし、橋下氏の見解はまったく異なるようだ。彼は国政の不祥事から総理を救出したいのかもしれない。海外逃亡して内政は僕たちに任せてほしいとでも言っているように聞こえる。お互いに利益誘導で目的を達成したいのだろうか。「NewsBAR橋下」(ABEMA)に生出演した安倍総理に接している橋下氏がとても優しい人に見える。目的はガス抜きか、問題のすり替えなのだろうか。

 

 👉「総理は外交・安全保障に集中してもらった方がいい」橋下氏の訴えに安倍総理「思い切った地方分権を進めていく必要がある」~「日本がここまで国際社会で存在感を発揮できたのは安倍総理の実績だと思うが、本当はもっと世界を飛び回ってもらって、外交・安全保障に集中してもらった方がいいのではないか。例えばトランプ大統領やプーチン大統領や習近平国家主席は待機児童問題のようなことはやってないと思うし、それこそミサイルや貿易のことに集中しているはずだ。…

 

 👉橋下徹「安倍さん、政治家の執念は必ず有権者に伝わります」 都構想・郵政民営化でも起きたこと~自民党総裁の任期切れが来年9月に迫った安倍晋三首相。外交での功績は大きいが、首相の悲願だったはずの憲法改正は今のところ政治日程に上っていない。これでいいのか。橋下徹氏が安倍首相に対して持論を述べる。…そのうえで言うと、このような日本国憲法の最大の欠陥は、その成立から現在にかけて、国民が一票を投じて信任したことは一度もないという一点に尽きると思う。安倍さんも「国民投票は必要だ」ということを強く語られ、その思いには並々ならぬものがあったと僕は感じた。憲法改正の国民投票に足をかけることなく、このまま来年の9月で任期満了となるわけがない。このままの任期満了で、安倍さんは自らの政治家人生に完全燃焼を感じるはずがない。と、僕は勝手に思っている。

 

 👉橋下徹氏、安倍政権の賛否に「僕は賛成派です」「賛否が激しくあるだけでも評価に値する」~そして「もちろん反対派もあってもいい」とし「TBSなんかは徹底して反対派なんじゃないですか、『news23』とか『サンデーモーニング』とか。テレ朝の『モーニングショー』とか『報道ステーション』とかは反対で。でもフジテレビとかは賛成派、読売新聞も産経新聞も賛成派。賛否があるということは安倍さん、やったということなんですよ」と続けた。

 

 私は一時期、小泉元首相を評価し、進次郎にも期待していたときがあった。しかし、最近はすっかり熱が冷めてしまった。

 

 小泉元首相が解散総選挙まで行って推し進めた郵政民営化もJRのような成功例にはなっていない。それどころか、最近は郵便局が破綻の危機に直面しているという記事まで書かれている。残念ながら小泉元首相には原発同様、先の見通しなど持っていなかったのだろう。規制緩和で民間に任せればうまく行くという思い込みだけでビジネス社会の現実を知らない人の能天気な判断がこうした結果を招いているように思う。進次郎はそうした親のやり方だけをマネしているように見える。

 

 👉コロナショックで「郵便局」破綻の可能性が…貯金、保険はどうなる?~田中角栄が築いた土建国家を覆したのが、小泉純一郎の「郵政民営化」でした。そこには、「郵便局」に触手を伸ばす米政府の意向も大きく働いていたと言われています。「郵政民営化」は紆余曲折の末、2012年に「日本郵政」を親会社に、「日本郵便」と「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」(以下、かんぽ生命)の4社体制になりました。しかし、政治に翻弄された結果、「民営化」とは名ばかりの中途半端なものとなり、「破綻」を避けられない5つの時限爆弾が埋め込まれました。

 

 👉日本郵政社長がメザシの土光さんだったら「負の遺産」解消できるか~日本郵政の抱える問題は、かんぽ不正や不適切販売の実態が上層部に届かない組織ガバナンスの問題である。加えて、前任の西室泰三氏が豪州の物流大手トール社を買収して4000億円もの巨額損失を出し、日本郵政だけでなくゆうちょ銀行とかんぽ生命保険も一緒の親子上場を強行して株価の低迷を招いたが、この“負の遺産”をどう解消するかである。

 

 一人のリーダーの誤りで組織や社会が変質してしまうことがあるが、優秀なリーダーが登場すれば社会が急激によくなるということもないということがオバマ大統領によって証明されたように思う。過度の期待は大きな失望につながる。

 

 👉「答弁拒否」で民主主義を破壊する安倍政権。7年半で計6532回。

 

 おしまい

tagPlaceholderカテゴリ: 雑記
在りし日の愛犬
在りし日の愛犬

👆サイト内を検索できます!

👉「サイトマップ」を見る!

ドキュメント72時間がいい!
ドキュメント72時間がいい!
「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」がいい!
「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」がいい!
「深夜食堂」がいい!
「深夜食堂」がいい!
foobar2000備忘録
foobar2000備忘録
PC改造計画(1)
PC改造計画(1)
桐とExcel
桐とExcel
Spreadsheets2016
Spreadsheets2016
縮小都市とは
縮小都市とは
国と地方のタブー
国と地方のタブー
生産性が上がれば幸せになれるか
生産性が上がれば幸せになれるか
東急世田谷線
東急世田谷線
銀座のキューピッド
銀座のキューピッド
 ワンちゃんの動画
 ワンちゃんの動画
概要 | サイトマップ
少子高齢化対策の事例を訪ねて彷徨う旅人の独り言
ログアウト | 編集
  • TOPページ
    • 住みたい街
    • 何所へ行こうか
  • ブログ
    • 雑記(直近100件)
    • トピックス(直近100件)
  • プロフィール
  • 木になる芽
    • 木になる芽その1
    • 木になる芽その2
    • 木になる芽その3
    • 木になる芽その4
    • 木になる芽その5
    • 木になる芽その6
    • 木になる芽その7
    • 木になる芽その8
    • 木になる芽その9
    • 木になる芽その10
  • 街づくりあれこれ(新着)
    • 街これ(注目情報)
    • 街これ(人口問題)
      • 街これ(人口問題⑤)
      • 街これ(人口問題④)
      • 街これ(人口問題③)
      • 街これ(人口問題②)
      • 街これ(人口問題①)
    • 街これ(交通問題)
      • 街これ(交通問題⑤)
      • 街これ(交通問題④)
      • 街これ(交通問題③)
      • 街これ(交通問題②)
      • 街これ(交通問題①)
    • 街これ(活動)
      • 街これ(活動③)
      • 街これ(活動②)
      • 街これ(活動①)
    • 街これ(社会問題)
      • 街これ(社会問題④)
      • 街これ(社会問題③)
      • 街これ(社会問題②)
      • 街これ(社会問題①)
    • 街これ(暮らし)
      • 街これ(暮らし)①
    • 街づくりデータ
  • フォト
    • フォト2
  • こんな店
    • ウチコンその1
    • ウチコンその2
    • ウチコンその3
  • 迷ったら
    • 迷ったら2
  • 好きな街
    • 好きな街2
    • 好きな街3
    • 好きな街4
  • 街角の珍景
    • 珍景その5
  • 勘違い
    • 勘違いその4
    • 勘違いその5・6・7
    • 勘違いその8・9・10
  • 企業あれこれ(新着)
    • 企業あれこれ(生き残る)
    • 企業あれこれ(苦悩する)
  • 番外編~視点
    • 番外編~視点①
    • 番外編~視点②
    • 番外編2~日本の悪いところ
    • 番外編3~生き残るもの
    • 名言・語録
    • 世の中斜め読み
  • つぶやき(最新)
    • つぶやき(1~6)
    • つぶやき(7~10)
    • つぶやき(11~14)
    • つぶやき(15~18)
  • トップへ戻る