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2018/07/27

山本周五郎の時代劇シリーズが面白い

 最近は本当に見たいテレビ番組がなくなってしまった。どの局も安上がりの視聴率優先のくだらない番組ばかりを作っている。視聴率優先は決して視聴者優先ということではない。視聴率が高い番組といっても大半は見ているのは2割にも満たない人々だ。

 

 その番組も決まった顔ぶればかりだ。視聴率が取れれば内容などお構いなしだ。テレビ番組表を見ても見たい番組がない日の方が多い。毎回毎回、池の水を抜いて何が面白いのだろうか。路線バスの旅番組はもう見る気もしない。

 

 NHKのBSドラマやTBSの日曜劇場はときどき見たい番組があれば録画して見ている。最近ではテレビ東京の「ヘッドハンター」が面白かった。

 

 一方でバラエティー番組にはうんざりしている。タレントの生活支援が目的ではないだろうかと思うことがある。雑学やクイズの番組がそんなに必要だろうか。私の経験では雑学に長けた人が仕事で有能だったという記憶がない。

 

 逆に雑学や物知りが思考にマイナスの影響を及ぼしているのではないかと思う。浅く広い知識は結局、あまり役立たないのではないだろうか。雑学よりある分野について深く知っている人の方が応用力があるように思う。深く追求した知識や経験が新しいことを理解するために必要な考える力となっているのではないだろうか。

 

 だから雑学番組は暇つぶし以上に役立つことはないように思う。雑学は時間が経てば思い出すこともない情報のように思う。要らない情報は断捨離するべきだと思う。少なくとも必要になったらいつでも調べることができる情報は記憶しておく必要はない。

 

 池上さんの「そうだったのか」番組も食傷気味だ。だから最近は見ていない。池上さんの意図は視聴者に考える材料を提供するということなのだろうが、あまりにも多くの情報が提供され、視聴者は消化不良に陥っているのではないだろうか。「そうだったのか」という情報も雑学とあまり変わらなくなっているように思う。

 

 私はそうだったのかというスタイルより情報公開に対する国や企業の姿勢を突く番組を期待したい。あまりに中立を意識しすぎているように思う。私はすぐ左翼という言葉を使って非難する輩を信用してない。池上さんが左翼と批判されないのは批判を避けているからなのではないかと思う。

 

 右翼なのに保守を標榜する輩の方が余程、質が悪い。詭弁を弄する輩がほとんどのように思う。何かあるとすぐ偽善だと攻撃するのは自分の性格の悪さの裏返しなのだろう。反権力を左翼と攻撃することをかっこいいと思っているのだろうが、権力にへつらう姿の方がよっぽど無様だと感じないのだろうか。

 

 テレビ的にはまともなことを言う人より毒舌を吐く輩を入れた方が面白いのだろう。だから受け狙いの同じようなタレントが集められ、悪ふざけのような番組ばかりになっているのだろう。

 

 かくしてテレビ番組は雑学やクイズのバラエティ番組で埋め尽くされ、テレビの質は日に日に落ちていく。テレビの番組表を開くと最近はため息しか出てこない。必然的にテレビを消している時間が長くなっている。

 

 テレビは録画再生機

 

 最近の我が家のテレビは録画再生機と化している。リアルタイムで見るのは鮮度が命の報道番組くらいだろうか。たまに気に入ったドラマやドキュメンタリーがあると録画予約している。幸い見たい番組がないので録画した番組を見る時間が充分ある。それどころか録画の在庫がどんどん減っている。

 

 そのため、そのうちに見ようかと思って録画したまま忘れていた番組を視聴することが増えている。BSジャパンで放送されていた山本周五郎人情時代劇シリーズと山本周五郎時代劇「 武士の魂」シリーズ(現在、再放送されている。)もそんな番組の一つだ。

 

 正直、時間が経って改めて録画リスト見るとなぜこんな時代劇を録画したのだろうかという思いがあったが、見始めて録画した理由を思い出した。過日、見る番組がなくてたまたまチャネルを合わせたBSジャパンでやっていた山本周五郎人情時代劇シリーズ第7話の「初蕾」を見て予想外に面白かったので第8話以降を予約録画したものだった。

 

 そのときは気づかなかったが、主演の趣里が水谷豊と伊藤蘭の娘であることを後から知った。彼女はこの間、TBSの「ブラックペアン」で看護師役を演じていた。不思議な存在感を持った女優さんだ。

 

 山本周五郎の時代劇シリーズは最近ではめずらしく丁寧に製作された良質のドラマだと思う。出演者は有名な役者ではないが、演技のしっかりした俳優が選ばれており、昔のドラマはこんな風に作られていたなと思い出させてくれる。見た後に余韻がある。

 

 現在のドラマは俳優より視聴者を飽きさせないために早いストーリー展開に重点が置かれ、歌で言えば作曲が先で歌詞が後からつけられたような内容が頭の中に入ってこない、後に何も残らないものばかりだ。こうした傾向は映画でも同じだ。最近は映画館を出るとストーリーが思い出せないことがほとんどだ。

 

 技巧を凝らしたドラマよりストーリーがしっかりしたものを演技力のある俳優を使って製作すれば人の心に残るドラマが作れるように思う。記録ではなく、記憶に残るドラマが欲しい。山本周五郎の時代劇シリーズはそんなドラマだ。  おしまい

 

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