ちょうど4年前の6月に日比谷公園で雨上がりのあじさいの写真を撮影した。そのとき初めて日比谷公園で開催される「金曜コンサート」に行った。今回も同じように金曜コンサートを鑑賞してからあじさいの写真を撮った。
4年前はゆずの「栄光の架け橋」の演奏が始まったところで雨が本降りになり、敢え無くコンサートは中止になってしまった。今回、配られた曲目リストにも「栄光の架け橋」が載っているのを見てちょっと驚いた。この曲は東京消防庁音楽隊の定番曲なのかもしれない。
今回の曲目中で葉加瀬太郎さんが作った「情熱大陸」のオープニング曲が一番心に残った。テレビで聴き慣れたメロディが野外の日比谷公園小音楽堂の青空に流れて行った。
ところで、あじさいの方は4年前ほど生育がよくなく、前回、日比谷図書館前で見て気に入っていたあじさいが今年は咲いていなかった。あじさいは全体に小ぶりだった。そして、雨上がりに見たあじさいと晴天の下で見るあじさいの差は大きい。あじさいはやはり雨が似合う。
ただ、交番に近い公園入口近くにあじさいではないが、「ボタンクサギ」が相変わらず美しい姿で咲いていた。
既に1時半近くなのに「日比谷松本楼」の入り口には行列ができていた。入り口近くに華憐なあじさいが咲いていた。私が写真を取っていたら他の人も足を止めてスマホで写真を撮り出した。
6月の初めに新宿御苑にもあじさいを見に行ったが、あまり収穫はなかった。あじさいの葉が虫に食われていたり、つたが絡まっていたりしてちょっと残念だった。苑内には枝が折れた木が目についた。新宿御苑の方が広々しているが、管理面では日比谷公園の方が行き届いているようだった。
今年はあじさいの咲き方にばらつきがあるようだ。都内でも既に開花が終わりの時期に入り、花が色褪せている場所がある一方できれいに咲いている場所もある。これも不順な天候の仕業なのだろうか。 おしまい