さらに21世紀に入ってからは、リーダー育成や従業員の能力を開発するために数値で管理する「人的資産管理」が注目されるようになった。企業や従業員の人生にもっともダメージを与えたものを著者が一つだけ選ぶとしたら、まさにこれだという。
誰しも悪い評価をくだされると面白くない。そのためフェアに評価する必要が出てくるわけだが、そうすると、全社的に評価基準を決め、従業員それぞれの業績をまとめ、マネージャーが評価スコアを比較検討し、全体を調整して再度ランク付けを行い……といった具合に事務作業の負担ばかりが大きくなる。いつしか本来の目的である戦略を実行するどころではなくなってしまうのだ。
『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』要約まとめ(Bizpow、文・大寺明)より抜粋
👉著名な経営コンサル、実は経営コンサルは「的外れで役立たず」だったと告白~なかでも成果主義の人事制度には徹底的に批判的で、まさに私の主張するMBB(思いのマネジメント)の方向を提唱している。
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