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今回もマルタ産のマグロの赤身を買いに錦糸町の魚寅を訪れた。本日は、土曜日のため歩道に面した窓越しに対面販売している名物の大きなマグロのブツを買うために長蛇の列ができていた。私も今日はマグロの山かけを食べたいと思っていたのでマグロのブツも買うつもりだったが、行列に並ぶ時間がなかったので諦めた。
いつものようにマルタ産のマグロの赤身の柵とたらこ、釜揚げしらす(今回は解凍でないもの)、韓国産赤貝を買って店を出た。行列の先頭の横から窓の内側にマグロとタコの他に透明なプラスチック容器に入ったものが重ねておいてあったのが目にとまった。なんだろうと思い、近づいてみるとそれはなんとすり下ろした自然薯の入ったパックだった。
値段は500円、マグロのブツが100グラム270円だから、200グラム買えば一人前500円ちょいで豪勢な山かけ丼ができそうだ。しかし、時間がなかったので列に並んで買うことはできない。後ろ髪を引かれる思いで店を後にした。晩秋の心残り。うまいことを考えるものだ。商売上手だ。次は、必ず買うことになるだろう。やられたという気持ちだ。
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