サンマのシーズンになり、大戸屋で「生さんまの炭火焼き定食」を3週連続で食べた。私が、大戸屋の定食がおいしいと感じたのもこのさんま定食が最初だ。家内は私以上にさんまが好きだ。家内の食べた後のお皿の上には中骨に頭としっぽだけ付いて残っているだけだ。見事な食べっぷりである。前世は、きっとどら猫?だったのだろう。そう言えば…。
私は、以前は頭としっぽ以外の部分を少し食べ残していた。食べた後のお皿に残骸がちょっと残念な姿で残っていた。しかし、最近は、家内と同じレベルまで食べれるまでに上達した。きっと私たちが食べ終わった後、お盆を下げる従業員は、くっすと笑っていることだろう。ひょっとすると猫夫婦と呼ばれているかもしれない。あるいは、あまりのきれいな食べっぷりに調理した人は喜んでいるかもしれない。
食事がおいしいと思えることは幸せだと思う。人間、歳をいくら重ねても食べ物に対する執着は、なくならないようだ。高齢で元気な老人はみんな食欲旺盛のように思う。私もこの先、食事がおいしいと思える生活をできるだけ続けられたらと思う。よく食べよく眠ること以上に人生を豊かにしてくれるものはないように思う。無論、食べ過ぎは慎みたい。
20~40代の男女を対象にしたアンケート調査で身もはらわたも両方食べると回答したのは約3割だそうだが、以外と多いなというのが私の印象だ。最近は、魚より肉を好む若者が多く、魚をはらわたまで食べる若者はごく少数のように感じていた。
→あなたはどうしてる? サンマのはらわた「食べる派」は約3割
私が、ときどき行く神谷町の魚の干物の炭火焼き定食屋は、ビジネス街に近いこともあり若いOLやサラリーマンで賑わっている。1時過ぎに行っても行列ができていることもあり、お客が途切れることがない。若者も魚が嫌いなわけではなく、自宅で魚料理を食べる機会が減っているので昼食で意識して魚料理を食べているということがあるのかもしれない。また、魚より肉の方が値段が安いことと主婦は調理と後片付けが楽だということも肉中心の食卓が多くなっている理由かもしれない。
来週もきっと大戸屋でさんまの塩焼き定食(正式名称は「生さんま炭火焼き定食」だが、私は「さんまの塩焼き定食」という表現の方がしっくりするし、食欲も刺激される)を飽きずに注文することになると思う。 おしまい
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