「二〇四〇年までに全国の市町村の半数が消滅する」とぶちあげ、「すべての町は救えない」と煽って衝撃を与えた日本創成会議の「増田レポート」。だがその警鐘にこそ、地方を消滅へと導く罠が潜んでいる。「選択と集中」などという論理を振りかざす本当の狙いは何か。「棄民」への政策転換がなされたように見せかけているのはなぜか。限界集落問題が「つくられた」ことを示して話題となった社会学者が、増田レポートの虚妄を暴き、地方を守るために必要な論理と、再生に向けた道筋を示す。
〇『地方消滅の罠』 山下祐介著、『農山村は消滅しない』 小田切徳美著
〇「地方消滅」は、やはり岩手県で売れていた あの本は47都道府県のどこで売れたのか
*『地方消滅』が発売された8月以降に購入された「併読書」本ランキング掲載
1位「地方消滅の罠」 8位『農山村は消滅しない』
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