〇超高齢社会を支える新しい基盤!高齢者の困りごとを地元住民が支援する地域密着型のサポートマッチングサービスをスタート~高齢者の簡単なサポートの要望に対し、時間やスケジュールに余裕がある・融通が利く地元在住の支援スタッフができるだけ早くお手伝いに伺う「地元住民同士の助け合い」サービスです。利用者からのお申し込みの都度、提供エリアの登録支援スタッフに案件情報を提供し、サポート可能な方からのエントリーを募ります。最も早く対応できる方にサポートを依頼することで、要望への迅速な対応が可能となります。
〇なぜ千葉県流山市は、資産価値の下がらない街づくりと子育て世代のブランディングに成功したのか?~現在、流山市の人口は約19万4000人(令和元年11月現在)で、年4000人から5000人のペースで増加。人口増加率は、千葉県の自治体で6年連続1位をキープしているそうだ。すべての世代での転入超過数も、全国の自治体のなかで8位(平成30年)と好位置につけている。…前出のように、TX開通によってどんどん緑地が失われていくなかで、緑を回復するために考えた苦肉の策が「流山グリーンチェーン戦略」だった。この戦略の一環で「流山グリーンチェーン認定制度」を設けたという。…この制度の狙いは、端的には接道面に一定の高さの木を一定間隔以内で植樹すること。道路表面の温度上昇や放射熱の抑制、住宅敷地間の通風確保、地球温暖化の原因となるCO2排出の抑制効果など、7つの指標をベースに評価して認定する。平成18年から始まり、戸建・集合住宅・商業施設を合わせ、令和元年5月現在298件、約6,700戸の住宅に認定実績があるそうだ。…2つ目の戦略は、定住人口の増加を狙い、メインターゲットを共働きの子育て世代「DEWKs」(Double Employed With Kids)に設定し、さまざまな施策を打ち出したことだ。親が安心して共働きをするには、子供を預ける保育園が必要になる。2010年時点で市内に保育園は17園あったが、そこからの10年間(2020年度)で77園まで増える予定だ。今年の春、流山市の保育園数はコンビニの数を超えたそうだ。…なかでも子供を持つ親に大変評判が良い施策が「駅前送迎保育ステーション」だ。これは10年ほど前に流山おおたかの森駅と南流山駅に設置されたもので、このステーションと市内の指定保育園をバスで結んで、園児たちが登園・降園できるシステムだという。…このような施策の結果、流山市の人口構成はわずか10数年で大きく変わった。平成17年は30代後半から40代半ばの子育て世代が極端に少なく、人口構成に2つの山ができていた。しかし現在は人口が4万人も増え、同世代が明らかに増えて山が1つに戻った。短期間で変貌した好例と言えるだろう。
〇加計学園問題から1年、地元の今治で見たシャッター通り~丘を下った市の中心部には、今治商店街があります。人通りが少なく、まさに「シャッター通り」という言葉がふさわしい光景でした。時折、お年寄りがシニアカーに乗って私の前を通り過ぎていきます。それでも地元の人たちは、何とか地域を盛り上げようと頑張っています。今治商店街協同組合は毎週、土曜夜市と呼ぶイベントを開いています。土曜日だった6日夜に商店街をのぞくと、露店が立ち並んで大勢の家族連れらでにぎわっていました。忍び寄る衰退の影に、商店主たちは悩んでいました。大学が活性化につながればと願う一方、具体的な道筋はまだ見えません。