街づくりと少子高齢化をテーマに情報を追う!交通利便性と生活利便施設の問題が大切!
☆お気に入り 人口減にっぽんに関するトピックス
〇浜矩子「グローバルになりつつある出生率低下は子どもを喜べない社会に原因がある」~中国も、深刻な少子高齢化状況に直面している。ヨーロッパでも、人口問題が大きなテーマとなりつつある。2018年には、EU28カ国のうち10カ国で人口が減少した。…かくして、少子化も高齢化も、いまやグローバルな問題になっている。
〇日本より速いペースで高齢化が進むタイ ビジネスチャンスを狙う日本企業の戸惑い~タイはアジアの主な新興国の中で、最も急速に高齢化が進んでいる。国連によると、タイの人口に占める65歳以上の高齢者の割合は、2015年時点で10.6%で、2022年には14%となる見込みだ。総務省によると、日本は2019年9月、高齢者の割合はすでに28.4%に達しているが、実はタイは日本より高齢化のペースが速い。…世界銀行によると、2017年の女性1人が一生の間に産む子供の数、合計特殊出生率はタイが1.5人。日本は1.4人で、近い水準となっている。一方で、医療機関の増加と医療技術の向上などによって、タイ人の平均寿命も延びていて、2017年で76.68歳に達し、今後さらに延びていくと予想される。
〇みんなの介護2019年12月10日 17:05人口は国家の要諦。社会保障は「人口の問題」なのです - 「賢人論。」第106回(前編)河合雅司氏~人々の営みの結果である出生数は、政府や学者が机上で考えた理屈がうまくあてはまるはずがありません。世界のどこを見ても、政府が人口政策に深く関与した国では、その後人口構成がいびつになる。人口のコントロールに成功した例はないといってもよいでしょう。…日本の少子化の要因は、夫婦が生涯にもうける子ども数が減ったことと並んで、そもそも結婚する人が少なくなったこともあります。未婚者が増えれば出生数が減るのは当然です。さらに、晩婚も進みました。その結果として起こる「晩産」も大きな要因です。…「ダチョウの平和」という言葉があるのをご存知ですか?危機が迫ってくると、頭を砂の中に突っ込んで現実を見ないようにするダチョウの習性を使った比喩です。実際のダチョウには、そんな習性はないそうですが、日本の人口減少問題では、それと同じことが起こっているように思います。
〇「救急車を呼んでも来ない!?」少子高齢化の先にある恐ろしい未来をマンガで学ぶ『未来の年表』~本作は爆発的にヒットした『未来の年表』(河合雅司/講談社)の内容を分かりやすくコミカライズした1冊。主人公であり水先案内人「MIRAI」が、人口減少問題を軽くとらえる登場人物たちを未来へ連れていき、今から十数年以内に起こる現実をリアルに体感させていく。「本を読むのは苦手だけど、マンガなら興味あるかも」「流行した年表シリーズが気になっていたけれども、まだ読んでいない」という人にピッタリだ。…また、現在は便利だと感じている「ネット通販」も、配達事業者で人手不足が頻発するため、迅速な荷物運搬が困難になる。街の自動販売機の缶ジュースさえ補充が難しいかもしれない。「AI技術の発達でこれらの問題は解決する」と漠然と考える人もいるだろうが、そのAI技術者の数も不足するようになるので、開発スケジュールには相応の時間を要するのだ。…現実問題として日本の人口は、夫婦が2人以上の子どもを産まない限り、回復できない。だからこそ「戦略的に縮む」という考え方が必要だ。たとえばコンビニをはじめとする24時間営業は便利だが、今後キープするのは厳しいだろう。ネット通販による即日配送などのサービスも同様だ。これからはある程度の不便を受け入れ、不必要な労働力を減らし、救急隊や介護士など本当に必要な場所に労働力を割り当てる施策が要るだろう。
〇「総合力で価値高める」 小樽商大・和田学長に聞く~少子高齢化が進み、学生数は減少の一途をたどる。文部科学省によると18歳人口は全国で2018年に118万人。32年には100万人を割り込み、40年には88万人と18年に比べて25%減少するとの予測だ。
〇50年前から分かっていた少子高齢化問題、なぜ回避できなかったのか~例えば、1967年4月27日の「ふえる老人 減る子供 人口問題をどうする 厚相、審議会に意見きく」という読売新聞の記事では、以下のような厚生省人口問題研究所の推計が掲載されている。「総人口は約500万人ずつ増加しているが、これも昭和八十年(一億二千百六十九万人)をピークとして減少に転じる。(中略)昭和九十年には幼少一七%、成人六三%となり、老齢人口が二〇%を占めるという」 昭和80年にあたる2005年の人口は1億2777万人で試算よりも増えているが、昭和90年にあたる2015年の15歳未満は12.5%、65歳以上は26%となり試算よりも深刻なことになっている。我々は50年以上前に現在の「危機」をある程度正確に予見していたにもかかわらず、この50年でそれを回避することができず、しかも予想よりもひどい状況に陥っているのだ。もちろん、過去50年、少子高齢化に対して何もしてこなかったわけではない。政治家、霞ヶ関のエリート、頭脳明晰な専門家らが延々と議論を繰り返して、さまざまな取り組みを続けてきた。が、一方でその努力をすべてチャラにしてしまう誤った政策も50年間続けてきたということなのだ。…個人的には、この員数主義が令和日本のリーダーもドップリととらわれていると思っている。労働者が足りない、じゃあ外国人と女性の活用だ。なんなら元気なシニアも働いてくれ――。こんな調子でいけば、「人口減少」の戦いも先の戦争と同じ結末をたどる可能性が高い。
〇100歳以上7万人超え、49年連続増 トップは高知県~男女別では女性が6万2775人と88.1%を占めた。国内最高齢は昨年に引き続き、福岡市に住む田中カ子(かね)さんで116歳。男性の最高齢は新潟県上越市の渡辺智哲さんで112歳だった。